作用・反作用について、Wikiには
一方が受ける力と他方が受ける力は向きが反対で大きさが等しいと書かれています。理科や物理の教科書にもだいたい同じような書き方でしょう。
今ひとつ分かりにくいですね。
例を上げてみましょう
[例1]
物を詰めたダンボールを手で押します。
この時、押している手はダンボールから押し返されています。
ダンボールを押す力が作用、押し返される力が反作用。

ダンボールが動かない間は押している力(作用)と押し返される力(反作用)は釣り合っています。
押している力が押し返される力よりも大きくなるとダンボールが動き始めます(加速度運動)。
動く速さが一定になると、押している力と押し返される力がまた釣り合います。
[例2]
例1のダンボールを持ち上げます。
この時、持っている手はダンボールから引っ張られます。
ダンボールを持ち上げる力が作用、引っ張られる力が反作用。

ダンボールが動かない間は持ち上げる力(作用)と引っ張られる力(反作用)は釣り合っています。
持ち上げる力が引っ張られる力よりも大きくなるとダンボールが持ち上がります(加速度運動)。
持ち上げて保持している間は、持っている力と引っ張られる力がまた釣り合います。
例1で、「押している力が押し返される力よりも大きくなるとダンボールが動き始めます」と書きました。押している力が押し返される力よりも大きくなるのは、ダンボールが動く以外にもう一つの場合があります。
それは、ダンボールが壊れてしまった場合。
ダンボールの側面が押している力に耐え切れず、壊れてしまうと押し返す力(反作用)がなくなります。
例2でも同じように、持ち上がらないけれど持ち上げる力が引っ張られる力よりも大きくなる場合があります。
それは、ダンボールの底が抜けてしまう場合。
ここで挙げた例では、作用が働くのは物体の面に垂直な方向ですが、面に平行な場合もあります。それは摩擦力。
摩擦力には、静止摩擦力と動摩擦力がありますが、どちらも反作用です。
例えば、紐を引っ張って円運動するような場合。手は紐を引っ張り、紐と手の間には摩擦力が働いて釣り合っています。この釣り合いが崩れて、引っ張る力が大きくなると手が滑る。
作用する物が止まっていたり、等速運動している時は作用と反作用はつりあっています。
反作用のおかげで物を動かしたり、持ち上げたりできるわけです。
次回は波。
戸田盛和さん、小出昭一郎さんの本にも学生時代にはとってもお世話になりました。この物理入門コースは分かりやすい書き方をしていると思います




















